シロアリの無料診断・駆除の相談はこちらから

お問い合わせフォーム

  • STEP1
  • STEP2
  • STEP3
必須 お問い合わせ内容
必須 お名前
必須 メールアドレス
  • STEP1
  • STEP2
  • STEP3
必須 お住まいのご住所

郵便番号(ハイフンなし)

ご住所

必須 電話番号
任意 ご連絡可能な時間帯
  • STEP1
  • STEP2
  • STEP3
任意 ご相談内容

個人情報の取り扱いについて

個人情報の取り扱いをよくお読みの上、「同意する」をご選択ください。

  • ※折り返し、メールにてご連絡いたします。
  • ※ドメイン拒否、迷惑メール設定をしている方は「@amemiya.co.jp」を受信可能設定へ変更してください。

日本には、23種類のシロアリが存在するといわれています。このうち、建物に被害を与えるのはヤマトシロアリとイエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種類です。

その中でも特にイエシロアリは食害のスピードが速く、危険性が高いと言われています。

この記事では、家の中でイエシロアリを発見しやすい時期や場所などとあわせて、具体的な対処法について解説します。

シロアリ予防工事乗換えキャンペーン

 

家の中でイエシロアリを発見しやすい時期や場所

直射日光が苦手なシロアリは普段、土の中や床下などの人から見えにくい場所で生活しています。しかし特定の時期になると、羽アリが姿を現すことがあります。

羽アリを見かけるということは、シロアリが家のどこかで活動している可能性が高いため注意が必要です。

6月~7月の夕方から夜にかけて発生する

イエシロアリは、千葉県以西の海岸線沿いと南西諸島、小笠原諸島などの暖かい地域に生息しています。しかし、近年は温暖化の影響によって生息地域が拡大傾向にあるため、暖かい地域以外でも油断できない状況です。

シロアリは繁殖の時期を迎えると、一部のシロアリに羽が生える習性があります。
羽アリは新たな巣を作るために一斉に飛び立つため、特定の時期になると家の中や周辺で見かけることがあります。

イエシロアリの群飛時期は、6月~7月の夕方から夜です。羽アリになるシロアリは、1つの集団の1割程度だといわれていますが、イエシロアリは数万~数百万単位で営巣しているため、1割程度としても多くの羽アリが発生することになります。

高温多湿な水回りや屋根裏を中心に広く被害をもたらす

シロアリは基本的に高温多湿な場所を好むため、キッチンや浴室などの水回りの木材が被害に遭いやすい傾向にあります。また、い草や藁は湿気を含みやすいため、畳のある和室で被害が発生することもあります。

イエシロアリはヤマトシロアリと異なり、自分で水分を運ぶことが可能です。そのため、乾燥した木材や家具が食害されるケースも珍しくありません。

切り株や樹幹などターゲットになる木材は多く、どこでも被害に遭う可能性があります。

イエシロアリが侵入している可能性が高いときに見られる初期症状

イエシロアリは食害のスピードが速いため、気づいたときには被害が拡大しているケースも少なくありません。

ここから紹介する初期症状をもとに、家の異常に早く気付くことができれば期の対処ができるため被害の拡大を防ぐことが可能です。

室内で小さな羽が見つかる

家の中で小さな羽が見つかった場合は、シロアリが近くに巣を作っている可能性があります。シロアリは基本的に人の目に触れにくい場所で生活しているため、姿を現すことはほとんどありません。

しかし、繁殖時期を迎えると一部のシロアリに羽が生え、新しい巣を作るために巣から出てきます。羽アリは、地面に着地すると羽を落とす習性があります。
つまり、家の中に羽アリの羽が落ちているということは、すでにシロアリが侵入し、巣を作っている可能性が高いということです。

建材の劣化や床のきしみが生じる

シロアリが建物を支える建材を食害すると柱に亀裂が入ったり、押すとグラグラ揺れたりする症状がみられます。また、シロアリは木材の内部を食べ進めていくため、柱の中身が空洞になり、叩くと空洞音がするようになります。

被害が進むほど軽い音になるため、定期的に柱を叩いて異常がないかをチェックしてみましょう。

床下の木材は食害されると柔らかくなり、強度が失われます。その結果、床を軽く踏んだだけできしみが生じたり、ギシギシと音が出たりするなどの症状が現れます。

初期の段階では、床を踏んでも大きく沈み込むようなことはありません。しかし、シロアリ被害を早期発見するためには小さな異常に気付くことが大切です。

木くずやフンが落ちている

柱や壁の近くに落ちている木くずが落ちている場合、シロアリの侵入が疑われるサインです。
シロアリは、木くずを落としながら木材を食害します。木くずの中には、シロアリのフンが混じっていることもあります。

食害した木材の木くずを落とす害虫は、シロアリだけではありません。

ヒラタキクイムシやシンクイムシなどの害虫も、シロアリと同じような被害をもたらすため、専門業者の点検を受けて適切な措置を施しましょう。

シロアリ診断(シロアリの早期発見/シロアリ以外の害虫)・駆除のプロに床下の無料診断を依頼できます。
しつこい営業もされませんので
気になる方はこちらからお問合せください。

家の中でイエシロアリ(羽アリ)を発見したときの対処法

家の中で羽アリを発見しても、市販のスプレーは使用しないようにしましょう。
市販のスプレーの薬剤成分には忌避効果のあるものが含まれており、シロアリ自体は別の場所に移動してしまうことがあるためです。

また、大量に使用すると飛散した薬剤成分を吸い込み、健康被害を引き起こすおそれもあるため注意が必要です。ここからは羽アリを家の中で発見した時の適切な対処法について紹介します。

掃除機で吸い込む

羽アリは、掃除機に吸い込まれる際の圧力でほとんど退治できます。

吸い込んだ直後は生きている可能性もありますが、生息するために必要な水分がなければ1日程度で死滅します。

ただし、サイクロン式の掃除機は、ゴミを溜める場所に羽アリが張り付くため、紙パック式の掃除機を使用するのが望ましいです。羽アリを吸い込んだ後の掃除機は、ノズル部分をアルコール消毒しておくと衛生的です。

粘着グッズで絡めとる

羽アリは動きが素早くないため、粘着テープや粘着ローラーなどに貼り付けて駆除することも可能です。夜間で掃除機を使用できないときでも、粘着グッズがあれば直接手で触れることなく、ゴミとして処分できます。

また、ドアの枠や玄関の框などの羽アリの侵入経路がわかる場合は、粘着テープで塞ぎ、新たな侵入を防ぎましょう。

侵入経路上にビニールを設置する

目の前に現れた羽アリを駆除しても、家の中に巣を作っている場合は、再発生する可能性が高いと考えられます。再発生を防ぐためにはシロアリが出入りしている場所を特定し、侵入経路を塞ぐ必要があります。

侵入経路には、ビニールを被せて粘着テープで固定しておきましょう。家の中に入ろうとした羽アリがビニールに溜まるため、まとめて駆除することが可能です。ビニールに溜まった羽アリは口を結んでから捨てましょう。

完全な駆除は専門業者への依頼が望ましい

イエシロアリは水分を運ぶ習性があるため、どこでも巣を作る可能性があります。

家の中に侵入してきた羽アリを退治しても、一時的な対処に過ぎず、完全に駆除できるわけではありません。

完全に駆除するためには、巣ごと撤去する必要があります。しかし、素人が巣を発見して完全に駆除までおこなうのは簡単なことではありません。

そのため、家の中で羽アリを発見した場合は専門業者に依頼し、完全に駆除してもらうようにしましょう。

業者の選び方や費用の相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。

専門業者に依頼した場合の処置や費用相場

専門業者がおこなうシロアリ駆除の方法は、大きく分けると薬剤施工とベイト工法の2種類があります。

薬剤施工

薬剤施工は、専用の薬剤を使用してシロアリを駆除する方法です。薬剤施工には、土壌処理と木部処理の2種類があります。

土壌処理

土壌処理は、シロアリが通過する可能性がある土壌に薬剤を散布する方法です。

土壌の表面に薬剤を散布し、防蟻層を形成するのが一般的です。

近年では、土壌表面に防湿効果のある樹脂を散布して被膜を形成し、シロアリの侵入を防ぐ土壌表面被膜形成工法や、防蟻成分を配合したシートを敷き、シロアリを寄せ付けないようにするシート工法が採用されるケースもあります。

木部処理

木部処理は、木材や壁に薬剤で特殊な処理を施す方法です。

処理方法には、以下の3種類があります。

木部処理の種類
  • 木材の表面に専用機器で薬剤を吹きつける

  • 木材の表面に刷毛で塗布する

  • 木材や壁に穴を開けて薬液を注入または吹きつける

新築物件では防蟻を目的として、木口や接合部、コンクリート接触面などのさまざまな場所に処理が施されます。また、シロアリは土の中から家に侵入するため、木部処理では地面から1メートルまでの部分が対象になります。

ベイト工法

ベイト工法は、ベイト剤と呼ばれる駆除剤を混ぜたエサを撒き、シロアリに食べさせて死滅させる方法です。ベイト工法には、駆除型と維持管理型の2種類があります。

駆除型は、すでにシロアリがいる場所に駆除剤が入ったステーションと呼ばれる容器を設置し、シロアリに食べさせて駆除する方法です。

一方の維持管理型では、シロアリの侵入が疑われる場所にステーションを設置し、定期的に中身を確認します。容器内にシロアリが入っていることが確認できた時点で、ベイト剤を投入して駆除する方法です。

ベイト工法は即効性がないため、駆除が完了するまでに1ヶ月~3ヶ月程度かかります。

薬剤を散布しないため、小さい子どもやペットがいる家庭でも安心です。

シロアリ駆除の費用相場

一般財団法人経済調査会の統計によると、シロアリ駆除の費用は1平方メートルあたり3,250円が相場です。また、公益社団法人日本しろあり対策協会は、過去に基準単価として1平方メートルあたり3,000円程度と公表していました。

30坪の家の場合、27万7,000円~32万1,750円程度が相場です。

シロアリ駆除の費用は業者や被害状況などによって変動するため、事前に見積もりをとって確認するようにしましょう。

シロアリ診断(被害状況の明確化)・駆除のプロに床下の無料診断を依頼できます。
しつこい営業もされませんので
気になる方はこちらからお問合せください。

まとめ

イエシロアリは自分で水分を運ぶ能力があり、食害のスピードも速いため、シロアリの中でも危険性が高い種類です。普段は人の目に触れにくい場所で生活しているため、気づいたときには被害が拡大していたというケースも珍しくありません。

被害が進行すると建物自体の耐震性が損なわれるため、気づいたら早めに対処することが大切です。家の中で羽アリを発見した場合は、掃除機や粘着グッズで対処できます。

しかし、自分で巣ごと駆除するのは難しいため、専門業者に依頼しましょう。

この記事の監修者

犬飼 章博

  • 2015年 最年少で豊橋支店長就任
  • 2021年 本社支店長就任
  • 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事

住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。

疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。

資格
しろあり防除士
一級建物アドバイザー