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羽アリに似たムシを家の中で発見した際、シロアリかどうかを正確に判断し、正しく対処できる人は少ないのではないでしょうか。

この記事はシロアリの羽アリに似たムシを紹介し、それぞれの特徴やシロアリとの違い、発生した際の対策・予防方法を紹介します。

また、シロアリが発生した場合の適切な対処法も説明するので、ぜひ参考にしてください。

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羽のついたムシの正体はシロアリの羽アリ?

メイガ・アリガタバチ・キノコバエは、シロアリの羽アリと見た目がよく似ているため、間違われることが多いムシです。

シロアリの羽アリとの主な違いや、発生した際の対策、予防方法をみていきましょう。

メイガ

メイガは蛾の仲間ですが、羽を閉じたときの外見が羽アリに似ています。米やパスタなどの食品に産卵して繁殖するため、食品の貯蔵場所に生息していることが多いです。

羽アリ(ヤマトシロアリ)との違い

メイガと羽アリ(ヤマトシロアリ)の見た目は似ていますが、羽の色・大きさ・発生時期・発生場所などに違いがあります。

  メイガ 羽アリ(ヤマトシロアリ)
胴体または羽の色 赤褐色・灰色がかった茶色など
大きさ 約1センチ~2センチ 約4.5ミリ~7.5ミリ
主な発生時期 6月~9月 4月~5月
発生場所 米・麺類・小麦粉などがある食品貯蔵場所 家の中の暗く湿った場所

メイガの成虫は約1センチ~2センチで、体長約4.5ミリ~7.5ミリの羽アリと比べると、その差は約2倍以上です。

羽を胴体に重ねて壁に止まる姿が羽アリに似ていますが、羽の表面に蛾特有の鱗粉があります。

家の中に発生するメイガのほとんどは、米・麺類・小麦粉などの食べ物が発生源です。包装材の外から侵入して年に3回~5回産卵し、主に湿度や気温の高い6~9月に発生します。

メイガが発生した場合の対策

メイガが大量発生している場合は、くん煙式殺虫剤を使用すると、部屋の中で飛び回る成虫を駆除できます。

ただし、食品の中に入り込んでいる幼虫・成虫は、くん煙式殺虫剤を使っても効果がないため、食品ごと廃棄しましょう。

メイガの成虫は飛び回り、家の中のさまざまな場所に現れるため、発生源の特定が難しいケースも多くあります。その場合は、害虫駆除業者へ相談しましょう。

メイガの発生を防ぐ方法

メイガは食品類の整理整頓で、ある程度発生を防げます。

米やパスタなどの保管期間は短めにし、一度封を開けたものは密閉容器に入れてなるべく早く食べるようにしてください。

メイガの幼虫はかじる力が強く、薄いビニールの包装材は簡単に食い破るため、密封容器は硬く頑丈なものを使用しましょう。

アリガタバチ

アリガタバチは蜂の仲間ですが、羽が生えたオスの見た目が羽アリによく似ているムシです。

他のムシの幼虫やさなぎに産卵して繁殖する寄生蜂の一種で、食品の貯蔵場所で多く発生する雑食性のシバンムシに多く寄生します。

アリガタバチのメスの成虫は毒針を持っており、刺されると痛みやかゆみをともなって赤く腫れます。水ぶくれや化膿する場合もあるため、できるだけ触れないように注意しましょう。

羽アリ(ヤマトシロアリ)との違い

アリガタバチと羽アリ(ヤマトシロアリ)も見た目は似ていますが、大きさ・発生時期・発生場所などが異なります。

  アリガタバチ 羽アリ(ヤマトシロアリ)
大きさ 約1.3ミリ~3.5ミリ 約4.5ミリ~7.5ミリ
主な発生時期 4月~10月 4月~5月
発生場所 食品貯蔵場所・畳(シバンムシの発生があるところ) 家の中の暗く湿った場所

アリガタバチは羽アリ同様に黒く細長い胴体をしていますが、大きさは約1.3ミリ~3.5ミリと羽アリよりも小さい点が特徴です。

発生時期は4月~10月と活動期間が長く、気温が高いほど活発になります。

アリガタバチは、基本的にシバンムシがいる場所に発生します。
シバンムシは食べ物を保管してある場所や、食べこぼしやホコリなどが溜まりやすい畳の上などで見かけることが多いです。

アリガタバチが発生した場合の対策

アリガタバチは、市販のスプレー式殺虫剤やくん煙式殺虫剤で駆除可能です。

ただし、家の中でアリガタバチだけが大量発生するケースは少なく、ほとんどのケースでシバンムシも生息しています。

そのため、宿主のシバンムシも一緒に駆除しないと、すぐに現れます。

シバンムシも市販のスプレー式殺虫剤やくん煙式殺虫剤で駆除できますが、食品に入り込んでいる幼虫や成虫には効果がありません。シバンムシが入り込んでいる食品はすぐに処分しましょう。

アリガタバチの発生を防ぐ方法

基本的にシバンムシの発生を防ぐことで、アリガタバチも予防できます。

食品は開封したらなるべく早く食べきり、残った分はタッパーや袋で密封して冷蔵庫で保管しましょう。

また、お菓子やパンのかけらなどの食べこぼしは、シバンムシのエサになるため、すぐに掃除して放置しないことが重要です。

畳についた汚れはなるべく丁寧に掃除機で吸い取り、春と秋に天日干しをすると効果的です。徹底的に予防したい場合は、専門業者に高熱処理を依頼しましょう。

キノコバエ

キノコバエは胴体が黒く細く、群れで塊のようになって移動する様子がシロアリと似ています。

キノコバエは有機物を含む湿り気のある土壌に産卵するため、室内の観葉植物の鉢植えやプランターが発生源になることが多いです。

幼虫は腐葉土や肥料などを食べ、2週間~4週間で成虫になり産卵します。繁殖サイクルが短く、一度に数百個の卵を産むため、大量発生しやすいのが特徴です。

羽アリ(ヤマトシロアリ)との違い

キノコバエと羽アリ(ヤマトシロアリ)の主な違いは、大きさ・発生時期・発生場所です。

  キノコバエ 羽アリ(ヤマトシロアリ)
大きさ 約1ミリ~2ミリ 約4.5ミリ~7.5ミリ
主な発生時期 6月~7月・9月 4月~5月
発生場所 観葉植物・プランター 家の中の暗く湿った場所

キノコバエは羽アリよりも小さく、体長1ミリ~2ミリほどです。

気温が約30度・湿度が70%以上になると発生しやすく、梅雨の時期に多くみられますが、高温多湿の条件が揃えば秋も大量発生します。

夜明け~午前10時頃の時間帯に飛び回り、正午近くなると落ち着く傾向があります。

キノコバエが発生した場合の対策

大量発生したキノコバエには、殺虫剤や農薬が効果的です。飛び回る成虫にはスプレー式殺虫剤を使用し、観葉植物の土にいる幼虫には浸透するタイプの農薬を使いましょう。

繁殖力が高く、完全に退治できないとすぐに産卵して新たな幼虫が発生するため、幼虫・成虫の駆除は同時におこなうのがポイントです。

キノコバエの発生を防ぐ方法

キノコバエが観葉植物に発生するのを防ぐには、油粕・鶏糞・魚肥などの有機肥料を避け、無機質から製造された化学肥料や土を使用します。

キノコバエは湿った環境を好むため、観葉植物は日当たりや風通しのよい場所に置き、土の表面を乾燥させましょう。

また、屋外から室内へ侵入させないために、窓や網戸を閉め、隙間には目張りしましょう。さらに、窓際に吊り下げるタイプの虫除け剤を使うと効果的です。

羽アリが発生した場合の対処法

羽アリが発生した場合は、スプレー式・くん煙式の殺虫剤は使わず、掃除機で吸い取りましょう。シロアリの被害を広げないためには、適切な対処が必要です。

掃除機で吸い取る

シロアリの羽アリは、掃除機で吸い取るのが効果的な対処法です。

シロアリは弱いムシなので、掃除機で吸い上げるときの勢いや衝撃で死んでしまいます。もし掃除機の中で生きていても、しばらく放置すれば死ぬので、1日置いてから処分しましょう。

ただし、目の前のシロアリを掃除機で吸い取っただけでは、根本的な解決にはなりません。

シロアリは見えない場所に巣を作り大量に繁殖するので、別の場所からすぐに発生します。

シロアリを徹底的に駆除するには専門業者への依頼がおすすめです。

スプレー式・くん煙式の殺虫剤は使わない

忌避効果のあるスプレー式・くん煙式の殺虫剤を使用すると、巣の奥に潜むシロアリがさまざまな場所へ移動する可能性があります。それぞれが移動先で新たな巣を作ると、被害が拡大して駆除が難しくなります。

さらに、室内で殺虫剤を大量に使用すると、殺虫成分を吸い込んで人体やペットに影響を及ぼす可能性もあるのでおすすめできません。

見つけた羽アリは掃除機で吸い取り、そこから後の作業は専門業者に依頼しましょう。

まとめ

シロアリの羽アリに似たムシは、メイガ・アリガタバチ・キノコバエです。これらは食品貯蔵場所や食べかすが多い場所、観葉植物などに大量発生します。

それぞれスプレー式やくん煙式の殺虫剤、農薬を使って駆除することが可能で、食品の保管方法の徹底や掃除などで発生を予防できます。

ただし、発生したのがシロアリの羽アリだった場合は殺虫剤を使わずに、掃除機で吸い取りましょう。

また、発生した羽アリがシロアリかどうかの判断が難しい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。正確に判断して徹底的な駆除を依頼できます。

家の中に発生したムシは適切に対処して、再発生をしっかりと予防しましょう。

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この記事の監修者

犬飼 章博

  • 2015年 最年少で豊橋支店長就任
  • 2021年 本社支店長就任
  • 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事

住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。

疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。

資格
しろあり防除士
一級建物アドバイザー