シロアリの調査を依頼したいものの、「費用はいくらかかるのか」「高額請求されないか」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。 本記事では、シロアリの調査にかかる費用や調査内容、駆除を依頼する専門業者の選び方を解説します。 また、シロアリの調査に関する疑問についても回答しているので、ぜひ参考にしてみてください。

シロアリの調査にかかる費用は基本的に無料

シロアリの調査は、基本的に無料です。 ただし、床下に点検口がない場合は新設する必要があるため、業者によっては有料となるケースもあります。 和室がある場合は、畳の下の床板を開けて調査をおこないます。調査方法は業者によって異なるため、点検口がないことを申し込み時に伝えておくとよいでしょう。 また、営業所から自宅までが遠方の場合や対応エリア外である場合、出張費が発生したり、繁忙期は調査が有料となるケースがあったりするので、こうした点も、事前に確認しておくことをおすすめします。

シロアリ調査の内容

まずは自宅の間取りを確認し、床下・天井や屋根裏・壁・柱・庭に蟻道がないか、木材に空洞がないかなどを調査します。 木材を叩いた時にコンコン・ポンポンといった軽い音がする場合、シロアリが木材を食べてしまい、中が空洞になっている可能性があります。 敷地面積や建物にもよりますが、調査時間は30分〜2時間ほどです。すべての調査が終わったら結果を聞き、予防や駆除の施工を依頼するか検討しましょう。

調査でわかること

 シロアリの調査でわかること
  • シロアリの有無や被害状況
  • 建物内に巣や蟻道があるか
  • 床下の湿度やカビの発生状況
  • 水漏れや木材の腐食があるか など

床下の点検は、シロアリの有無や被害状況の確認だけでなく、家の状態を知ることもできます。 シロアリがいなかったとしても、床下の湿度が高い、カビが発生している、排水管が損傷して水漏れしているといった場合は、シロアリの発生原因となるため対策や除去、修理を検討しましょう。

駆除を依頼するかどうかを見極めるポイント

シロアリ駆除の専門業者は多数あるため、業者を選ぶ際のポイントを解説します。

 シロアリ対策が必要な自宅環境
  • 状況報告や駆除が必要な理由をきちんと説明してくれるか
  • 極端な金額の見積もりではないか
  • 日本しろあり対策協会に加盟しているか

状況報告や駆除が必要な理由をきちんと説明してくれるか

床下の状態は素人が確認することが難しいため、悪徳業者は不安を煽ってくることがあるので注意が必要です。 業者から駆除や予防の施工が必要と言われた場合は、施工が必要な理由や具体的な作業の流れを尋ねましょう。 シロアリの専門知識を持った業者であれば、点検結果を元に丁寧に説明してくれます。 なお、調査後の報告や説明に納得できないときは、すぐに契約せずに他の業者にもみてもらうとよいでしょう。

極端な金額の見積もりではないか

高額な見積もりや極端に安い金額を提示された場合、その場で契約せずに他の業者と比較してみてください。 見積もりが高額な場合は「不必要なオプションを追加されいる」、逆に安すぎる場合は「アフターサービスを含めた品質が悪い」といった可能性が考えられます。 シロアリ駆除の費用相場は、建物の構造によっても差がありますが、おおむね坪5,000~9,000円程度です。見積もり金額が相場とあまりにもかけ離れていないか確認しましょう。 また、多くの業者は施工後5年間の保証サービスを実施しているため、契約前にアフターサービスの有無を確認しておくことをおすすめします。

日本しろあり対策協会に加盟しているか

日本しろあり対策協会とは、シロアリ防除施工業者による調査・予防が適正に行われるために作られた内閣府認定の公益財団法人です。 日本しろあり対策協会の会員である業者は、講演会の出席や協会の定める仕様書と安全管理基準に基づく的確な処理、仕様書の改ざんをしない、など一定の基準を満たしています。 依頼したい業者が会員かどうかは、日本しろあり対策協会公式サイトの会員名簿から調べることができます。 ただし、低価格を謳っているシロアリの集客システムの運営会社では、住所入力して点検の申込をすると、運営会社に登録した業者がエリア別に派遣されます。 「しろあり対策協会の仕様に基づき」といった表現をしていても、その指定業者が必ずしも有資格者ではないといったケースも多く、注意が必要です。

シロアリの調査に関する疑問

 

最後に、シロアリの調査に関するよくある疑問や不明点について回答します。

シロアリの調査は自分でもできる?

結論として、シロアリの調査には「専門知識や経験が必要」なため、自分でおこなうのは困難です。 調査するには床下に潜らなければならないため、作業着やゴーグル、ヘッドライト、防塵マスクなど専用の道具を揃える必要があります。 また、床下は狭い空間なので怪我をしたり、毒を持った虫が生息していたりする可能性もあり、危険をともなう作業です。 無理をせずに、専門業者へ依頼することをおすすめします。

自分で事前に準備することはある?

スムーズに調査を開始できるように、家の間取り図を用意しておきましょう。 調査は、床下点検口からおこないます。近くに置いてある家具や邪魔になりそうな物は片付けておきましょう。 また、床下収納庫が床下点検口を兼ねているケースが多くあります。 その場合はあらかじめ収納庫に入っている物を取り除いておくと作業がスムーズです。 家の中で羽アリを見つけた場合は、粘着テープで捕獲するか、掃除機で吸い取りましょう。 捕まえた羽アリを業者に見せれば種類が特定できるので、どのような作業が必要かの判断材料になります。

調査時に問題がなければ何もしなくて良い?

シロアリの調査結果に問題がなくても、予防処置について検討しましょう。 たとえば前回の薬剤散布から5年ほど経過している場合は、薬剤効果が半分以下まで低下しています。再度、施工して予防対策を継続するとシロアリの発生を抑えられます。

まとめ

シロアリの調査は基本的に無料で依頼できます。 ただし、業者によっては点検口を新設する場合は有料となる可能性があるので、あらかじめ自宅の床下に潜るルートがあるかどうか確認しておきましょう。 また、調査後に業者から十分な説明がなかったり、極端な金額の見積もりを提示されたりする場合は、他の業者も検討するとよいでしょう。 予防や駆除の施工を依頼する業者を決める際は、本記事で解説したポイントをぜひ参考にしてみてください。 また、実際に駆除を行う際の費用についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

YouTubeでは、悪質業者の見分け方などを動画で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

犬飼 章博

  • 2015年 最年少で豊橋支店長就任
  • 2021年 本社支店長就任
  • 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事

住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。

疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。

資格
しろあり防除士
一級建物アドバイザー