シロアリの被害を効果的に予防・対策するためには、まずその生態を深く理解することが不可欠です。その生態を知ることで適切な判断ができるでしょう。ここではシロアリの生態や活動時期について解説していきます。シロアリの性質を把握することで、お住まいの中でシロアリの兆候を見つけた場合や、シロアリ対策を計画する際に、最適な方法を選択できるようになります。そして最後におすすめ業者も紹介していきます。
シロアリの生態と活動時期
シロアリには決まった活動時期がなく、基本的には1年中活動しています。ただし、巣の中で生活しているため、直接見かけることはありません。一方、羽アリは特定の時期になると飛来します。
シロアリの生態
シロアリ社会は職アリ、兵アリ、ニンフ、羽アリ、女王アリといった異なる階級によって構築されており、それぞれが特定の役割を果たし協力して生活しています。
階級ごとの役割は以下の通りです:
職アリ:巣の構築や餌の確保、卵や幼虫の世話を行う。
兵アリ:巣を外からくる敵や危険から守る役割を担っている。
ニンフ:卵や幼虫の世話を行いながら、次の段階である羽アリへと進化する前段階の階級。
羽アリ:新しい場所で新たなコロニーを築き、種の拡散を目指す。
女王アリ・王アリ:巣の中心で交配と産卵を行う。
これらのアリのうち、職アリ、兵アリ、ニンフ、女王アリ、王アリは、人々の目に普段は触れることのない床下や壁内で活動しています。一方で、羽アリは人々が目にすることがある唯一の種類です。
春先から初夏にかけての群飛行動の時期には、ニンフが羽アリへと変わり、新しい居場所を探しに一斉に飛び立つ光景を目撃することがあります。
さらに、シロアリは冬眠せず、年中活動可能ですが、寒冷な季節には活動が低下する傾向があります。
活動時期
日本国内には約23種類のシロアリが存在するといわれています。特に、ヤマトシロアリとイエシロアリは広範囲にわたって建物への被害を引き起こします。これらの種類の活動時期を詳しく見ていきましょう。
ヤマトシロアリ | イエシロアリ | |
羽アリが出現する主な時期 | 4月~5月頃 | 6月~7月頃 |
活動が盛んとなる温度帯 | 12度~30度程度 | 30度~35度程度 |
主な分布地域 日本全域 | 日本全域(一部の北海道地区を除く) | 千葉以西の海岸線沿い、西日本、小笠原諸島等 |
ヤマトシロアリ 羽アリ 4月~5月に発生
ヤマトシロアリの羽アリは主に4月下旬~5月に、昼間の時間帯に飛び立つことが多いとされ、この期間には大規模な発生が見られます。
ヤマトシロアリは、北海道の北部地域を除き、日本全土に広く分布しています。彼らが活動しやすい気温範囲はおおよそ12度~30度とされます。湿度の高い木材や段ボールが好きで、これらの材料を利用して巣を築きます。
高温と多湿を好む性質があり、そのため床下や水回りを好んで巣を作ります。直射日光や乾燥を避けるため、「蟻道」と称されるトンネル構造を作成します。このトンネルを通じて、さらに湿った場所へと移動することがあります。
イエシロアリ 羽アリ 6月~7月
イエシロアリは本州の南岸地域を始めとする温暖な地域や南西諸島、小笠原諸島などに広く分布しており、羽アリは主に6月~7月の夕刻から夜間に多く飛び立つ事例が報告されています。
ヤマトシロアリと比較して寒冷な環境には弱い一方で、30度~35度の温度範囲で非常に活動的となります。さらに、冬期にも気温が6度以上保たれる場所では基本的な活動が可能です。
ヤマトシロアリとは異なり、イエシロアリは自身で水分を携行できる能力を持ち、乾燥した木材を湿らせた後に摂取します。
さらに、彼らの行動範囲は広大で、あらゆる場所に巣を築く可能性があります。特に、本巣と分巣を合わせた行動範囲が半径100メートルにも達することが、非常に特徴的です。
この症状、もしかしたらシロアリが生息しているかも
床がきしんで音を立てる
シロアリが床下の木材を侵食していくと、床の基盤が弱まり、適切な支持が困難になります。これが原因で、歩行時に床がきしんで音を立てる現象が起きます。
放置してしまうと、床はギシギシという音を立て始め、軽く踏むだけでも沈み込むリスクが高まります。
ドアや襖、雨戸の調整が不十分になる
シロアリの被害が進行すると、床下の材料の強度が低下し、これが家の構造全体の水平バランスを損ねます。その結果、ドアや襖、雨戸の調整が不十分になり、うまく閉じなくなることがあります。
木材を叩くと空洞の音が聞こえる
シロアリは木材の内側を食べる習性があり、被害が進むと壁や柱の内部が空洞化します。それゆえ、壁や柱を叩くと空洞の音、つまりポコポコという音が聞こえるようになります。
米原市のシロアリ駆除業者おすすめ5選
どのシロアリ駆除業者に頼めばいいか分からない方もいると思います。ここでは米原市でおすすめシロアリ駆除業者をご紹介します。
駆除業者の選び方については、下記の記事でも詳しく紹介しております。
シロアリ駆除は自分でできる?プロの駆除費用の相場は?料金が安すぎるとリスクが高まる理由 | シロアリの雨宮のコラム
雨宮

雨宮は創業50年以上で、施工実績が68万件以上のシロアリ駆除業者です。日本しろあり対策協会認定のしろあり防除施工士や、各種国家資格の取得者が多数在籍しています。害虫や委託業者は使用せず、専門性の高い自社社員で対応しているのが大きな特徴です。施工後に5年間の保証がつくのはもちろん、2回の無料点検を実施してくれるので、再発にも安心して備えられます。
ガイチュウバスターズ(滋賀環境衛生株式会社)

ガイチュウバスターズは、地域社会に根ざした害虫駆除の専門家として知られています。1968年の創業以来、地域に密着したサービスを提供しています。「虫を見かけたけど、どの種類か分からない…」といった場合でも、専門知識を有する自社スタッフが無料で診断調査を行い、経験豊富なスタッフが効果的な解決策を提案します。
ダスキン

ダスキンは全国規模で清掃サービスを提供する大手の業者ですが、害虫の駆除も行っています。施工法はバリア工法とベイト工法の2つから選択可能です。薬剤を撒かない方法もあるので、子どもやペットに配慮したい方も安心できます。またダスキンは駆除スタッフに社内ライセンス制度を実施しています。3年に1度の更新が必要な制度なので、常にシロアリ駆除に関する最新の知識を備えたスタッフが施工を実施しています。
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サンクリーン滋賀は、法人設立から60年以上の長い歴史を誇る企業です。その本社は長浜市にあるので素早い対応が望めるでしょう。シロアリ駆除のプロですが、それだけでなく他の害虫駆除にも幅広く対応しています。特に注目すべきは、同社が提供する5年間アフターフォローです。施工範囲内でシロアリが再発した場合、無料で再施工を行うというサービスとなっています。
アサンテ

アサンテは、東京証券取引所プライム市場に上場する企業で、自社の経験豊かなスタッフが床下調査から施工に至るまでの連続したサービスを提供しています。無料見積もりや床下検査が可能で、初めてのお客様でも安心して問い合わせができます。5年間の保証期間内には毎年1度の無料点検サービスが含まれている点が特長です。
シロアリ生態まとめ
羽アリは活動時期を過ぎると目につく場所に現れなくなりますが、シロアリは冬眠しないため、基本的には1年中活動しています。
建物がシロアリの被害を受けると「床がきしむ」「柱を叩くと空洞音がする」などの症状が現れます。
シロアリによる被害が疑われる場合は、専門業者に相談してみてください。ほとんどの業者が無料で点検を実施しています。
この記事の監修者

犬飼 章博
- 2015年 最年少で豊橋支店長就任
- 2021年 本社支店長就任
- 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事
住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。
疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。
- 資格
- しろあり防除士
- 一級建物アドバイザー