シロアリは日光を避ける性質を持っているため、直接人々の視線に触れるような場所には現れにくいです。目に見えない箇所で巣を築いている場合が多く、異常に気付いた時点で既に被害が拡大しているかもしれません。ここでは、シロアリが巣を築くのに好まれる主な場所について詳しく説明します。
シロアリが巣を築くのに好まれる場所
シロアリが巣を築くのに好まれる場所は以下のような場所になっています。
・キッチンや浴室など、湿度が高い水回りエリア
・畳の周辺
・玄関の周り
・ウッドデッキや敷地周囲の廃材
4つの場所ついて詳しく説明していきます。
キッチンや浴室など、湿度が高い水回りエリア
シロアリが好んで巣を作る場所として、キッチンや浴室といった水回りエリアがよく挙げられます。これらのエリアは、周囲の設備に木材が使われることが多く、そこに水分が浸透して湿度が高まりやすいです。
特に浴室では、年月が経つとタイルの隙間や亀裂が現れることがあり、シロアリがそこから侵入し、異なる場所に移動して新しい巣を築く可能性があります。
水回りの下部はしばしば土の上に位置しており、そこは直射日光が届きにくいため、シロアリにとって活動しやすい環境となっています。建築物の解体時に、水回り近辺でシロアリ被害が見つかることは珍しくありません。
畳の周辺
畳は湿気を吸収する特性があり、室内の湿度や温度を均衡化する役割を果たしています。
とはいえ、水分を多く含んだ畳はシロアリにとって非常に魅力的な食料源となります。
畳の上を歩いた時に異常な沈み込みを感じる場合、それは畳の中心部にシロアリの被害が広がっている兆候であるかもしれません。さらに、畳に明らかな食害が見られるなら、畳下や床下の木材も既にシロアリによる大きな被害を受けている可能性があります。
玄関の周り
玄関の周りはシロアリが巣を構築するのに好まれる場所として知られています。
通常、玄関はコンクリートやタイルで固められているものの、ドアの枠などは木材で造られており、これが土に直接触れる構造をしていることが多いです。
また、木材が豊富に使われる玄関の周りは、シロアリが住宅内へ侵入するポイントとなっていることが多く、この場所から被害が拡大する可能性があります。
ウッドデッキや敷地周囲の廃材
ウッドテラスは常に天候の影響を受けやすく、その結果としてシロアリによる食害が発生しやすくなります。設置時に防腐剤を塗布するサービスを提供している企業もありますが、長期間の屋外露出によってその効果が徐々に弱まることがあります。
さらに、敷地周囲に放置された廃材は、シロアリの巣作りに利用される可能性が高まります。土面に直接接触している木材は、シロアリが直射日光を避けながらアクセスできるため、食害リスクが増加します。
本巣郡のシロアリ駆除業者おすすめ4選
もしシロアリが発生してしまったら、どのシロアリ駆除業者に頼めばいいか分からない方もいると思います。ここでは本巣郡でおすすめシロアリ駆除業者をご紹介します。
駆除業者の選び方については、下記の記事でも詳しく紹介しております。
シロアリ駆除は自分でできる?プロの駆除費用の相場は?料金が安すぎるとリスクが高まる理由 | シロアリの雨宮のコラム
雨宮
雨宮は創業50年以上で、施工実績が68万件以上のシロアリ駆除業者です。日本しろあり対策協会認定のしろあり防除施工士や、各種国家資格の取得者が多数在籍しています。害虫や委託業者は使用せず、専門性の高い自社社員で対応しているのが大きな特徴です。施工後に5年間の保証がつくのはもちろん、2回の無料点検を実施してくれるので、再発にも安心して備えられます。
大心産業
大心産業は、岐阜市を中心に害虫・害獣の駆除や住宅のリフォームを行い、地域との連携を大切にしています。5年の保証期間内には、2回の無料点検サービスを提供し、お客様の安心と満足を第一に考えています。また、JA全農岐阜との連携があり、信頼できる証でしょう。
ダスキン
ダスキンは創業60年以上の清掃サービス業者です。クリーニング事業をはじめ、シロアリをはじめとする害虫や害獣の駆除も依頼できます。全国各地に支店があり、幅広いネットワークを生かして、素早く現場に駆けつけてくれます。ダスキンの特徴は社内ライセンス制度を実施していることです。3年ごとに更新が必要なライセンスであり、シロアリに関する最新の知識を備えたスタッフが駆除してくれます。
サニックス
サニックスはシロアリ対策において、中間点検時にシロアリが発見された場合の施工箇所の無料での消毒や、最大1,000万円までの修復費用保証など、充実したアフターサービスを提供しています。土壌処理を通じてシロアリの侵入を防ぎ、木部処理による予防措置も徹底し、保証期間内には年1回の定期点検を実施しています。
シロアリの巣まとめ
シロアリが巣を作りやすくなる条件としては、高湿環境や、建造物内の木材の老朽化が挙げられます。予防する上で重要なのは、シロアリの侵入ルートを排除し、不用な木材などの廃材を適切に処理することで、シロアリが好む環境をつくらせないことが基本となります。もし自宅でシロアリの予兆が見られる場合には、専門の業者に診断を依頼するのがいいでしょう。
この記事の監修者
犬飼 章博
- 2015年 最年少で豊橋支店長就任
- 2021年 本社支店長就任
- 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事
住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。
疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。
- 資格
- しろあり防除士
- 一級建物アドバイザー