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シロアリによる住宅被害の中でも、特に注意したいのが柱の食害です。柱への被害は柱の目視だけでなく、音や周辺状況によっても確認できます。この記事では柱への被害状況の確認方法や食害のリスク、柱を食害されたことによる家全体への影響などについて解説します。

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柱はシロアリの食害によって深刻な問題になりやすい

シロアリは家の周囲にある土を介して住宅に侵入し、基礎や柱などに使われる木材をエサとして食い荒らしていきます。そのため、住宅の柱は真っ先にシロアリの標的になる部分の1つです。

仮に家の中でシロアリを見かけたことがなくても、床下に潜み、こっそり柱を食べていることが多いので安心してはいけません。住宅の中が一見綺麗でも、床下を見ると、基礎や柱がボロボロになっていることも多いです。

シロアリは集団で柱を食い荒らす

シロアリは1匹だけが住宅に巣くって柱を食べるのではなく、集団で行動し食害していきます。そのため、いったんシロアリが巣くうと急速に柱が食害され劣化していってしまうでしょう。シロアリの集団は巣を作って繁殖するためどんどん増えます。結果的に、1年でなんと3本分もの柱をまるまる食い尽くすともいわれるほどです。

そのため、シロアリが巣くってから数ヶ月で家がボロボロになってしまう例も多くあります。

柱の食害は住宅の倒壊リスクが高くなる

柱は住宅を支える部分であるため、食害されると内部がスカスカになってしまい、地震の際に家が倒壊するリスクが高まります。実際、阪神淡路大震災で倒壊した家のほとんどはシロアリ被害を受けていた家とのデータもあります。

また、家そのものが倒壊しなくても一部の柱が折れ、家が傾いたり、床が抜けたりといった被害が出る可能性も考えなくてはなりません。いずれにしろ柱は家の構造そのものに影響する重要な部分なので、食害による二次被害は深刻なものになります。

新築から5年が経過したらシロアリの警戒が必要

シロアリに柱を食害されるのは、新築してから5年が経過した頃からです。新築の住宅は防蟻処理がされていますが、5年を経過すると予防の効果がなくなります。そのため、築年数が浅い家でも5年以上経過しているならシロアリの警戒が必要です。業者に依頼し定期的な予防を行うことで、柱や住宅の食害を防ぎ続けることができます。

シロアリの食害を受けている柱の特徴

では、具体的に柱がどのような状況になった場合、シロアリ被害が出ていると判断できるのか特徴を見ていきましょう。

柱の一部がなくなっている

床下に入り、柱の一部がなくなっていたらシロアリが食害していると考えられます。たとえば床下の柱と地面が接する部分が食い荒され、なくなっているといった状態です。木がぶらぶらとして動いたり、ボロボロになっていたり、ほぼまるごとなくなっていたりするので、シロアリがその場にいなくてもすぐにわかります。

柱の中が空洞になっている

シロアリは柱を外から食べるだけでなく、柱に穴を開けて中に入り込み、内側から食害していくことも多いです。中から食害された柱は中心部分がスカスカになるため、柱を叩くと中が空洞になっているような軽い音がします。他の無事な柱を叩いて、音を比べてみるとわかりやすいでしょう。

柱周辺に木屑が散らばっている

柱が一見無事でも、柱周辺に細かい木屑が散らばっていたらその柱を食べている証拠と思ってよいでしょう。木屑はシロアリの食べ滓です。たとえば柱に穴を開けて内側から食べ進めている最中だったり、一見見えにくい場所から食害が始まっている可能性があります。周辺を確認し、シロアリの通り道である筋のような盛り上がったトンネル「蟻道」がないかもあわせてチェックしましょう。

柱の食害によって生じる可能性のあるシロアリ被害のサイン

柱が食害されている場合、柱以外の部分でもシロアリ被害の兆候が出ることがあります。もし、次のような兆候があったらシロアリ被害が出ているかもしれないため、被害が拡大する前に、できるだけ早急に業者を呼び点検してもらいましょう。

ドアがスムーズに開閉できなくなる

住宅や柱が食害を受けると家が傾き枠や敷居が歪んでいくため、ドアがうまく開閉できなくなってしまいます。ドアだけでなく、窓や雨戸、押し入れのふすまなども対象です。

ただし、家自体は地震や経年劣化が原因で傾く場合もあるため、ドアが傾く=必ずしもシロアリが原因とは限りません。シロアリが原因かどうかの判断はプロに任せましょう。

床がやわらかく沈む

フローリングや畳の床がフカフカしてきたと感じたら、シロアリが中を食害している可能性があります。床材をシロアリが食べてしまうため、フローリングや畳などが重さを支えきれなくなり、床が沈みます。

特に築年数が数十年経過した家では、構造の劣化や腐食などが原因で床が沈むことがあるためドアの開閉同様必ずしもシロアリが原因とは限りません。しかし、シロアリが原因だった場合、床がフカフカする状態になっているとだいぶ食害が進んでいる可能性もあるため、念のため点検を依頼しましょう。

家の周辺で羽アリを見かけたことがある

もし、家の周辺で羽アリを見かけた場合はシロアリが巣くっている可能性があります。羽アリにはクロアリとシロアリの2種類がおり、いずれも繁殖のために元の巣を離れ、別の住処を探している最中です。自宅や近所に住み着かれると家が被害を受けるため、早急に予防を進めましょう。

また、羽アリの一部はシロアリをエサとすることもあります。そのため、すでにシロアリがおり、エサを求めて羽アリがやってきている可能性も考えられます。周囲でシロアリや羽アリ駆除をしている家がないか確認するとよいでしょう。念のため、家の周囲や床下に蟻道がないかもあわせてチェックしておきます。

ウッドデッキや切り株が食害されている

シロアリは外から土を伝ってやってくるため、庭の木やウッドデッキのような木製製品は被害が出やすいです。庭を確認してもし食害されていた場合は、家に入り込み床下にも被害が及んでいる可能性があります。

シロアリは木製製品を好み、土を媒介にするため、家の周囲にある不要な廃材、雑誌や新聞などの紙類や植木鉢などは必ず撤去しましょう。

柱が食害を受けた場合の補修方法と費用相場

もし実際にシロアリによって柱が食害を受けた場合、どのように補修すればよいのか、またどのくらいの費用がかかるのか解説します。

DIYでの応急処置はおすすめできない

柱の修理となると、被害規模にもよりますがDIYで補修できないか考える人もいます。しかし、修繕費用節約のためDIYで柱を補強することはおすすめできません。柱は家を支える重要な部分であり、下手に一般人が手を出すと柱としての機能が回復しなかったり、カビや腐食など別の問題が発生したりする可能性が高いです。結果的に補修するつもりが、家の耐久性をさらに落としてしまうことにも繋がりかねないでしょう。

また、いわゆる「通し柱」や「管柱」と呼ばれる、家の柱の中でも特に重要な部分は抜くことができないので、DIYでの補修は非常に難しいです。さらに、普段入らない床下へもぐっての作業になることが多く、ケガや床下に閉じ込められるなど事故が起きる可能性もあります。そのため、最終的には業者へ依頼しての修理が必須といえるでしょう。

専門業者の選び方や費用がわからない方はこちらの記事を参考にしてみてください。

リフォーム業者に依頼する

食害された柱を完全に直すにはリフォーム業者へ依頼するのが確実です。一般的には、被害規模に応じて柱の一部を補強するか、柱をまるごと交換して修繕します。

修繕費用に関しては、柱の被害規模や使用されている材料によって数十万~数百万円以上とかなり幅が出てしまうため、相場を出すのは困難です。

あくまで一例に過ぎませんが、たとえば柱の一部が食い荒らされ、補強で済む場合は柱1本につき1~5万円程度がかかるでしょう。一方、柱1本のまるごとの交換であれば、柱は30万円、土台部分まで被害が及んでいれば追加で20万円ほど見ておくべきです。素材によってはさらに高額な費用がかかります。

参考として、シロアリの予防費用は5年に1回20~30万円ほどです。シロアリは1年に柱3本分を食べるといわれるため、修繕費用に比べれば予防費用の方がはるかに安く済みます。修繕が必要になる前に予防を徹底しましょう。

シロアリ被害の修繕及び駆除費用は雑損控除できる

シロアリ被害により駆除や柱の修繕が必要になった場合、費用負担を抑える知恵として覚えておきたいのが雑損控除です。

雑損控除は、災害や盗難などが原因で資産に被害があった場合、その回復のためにかかった費用を所得から控除できる制度のことです。あくまで実際に被害が出た緊急性の高い事例で適用されるためシロアリの予防は対象外ですが、シロアリ被害が出た場合の駆除や修繕費用であれば控除対象になります。

シロアリ被害からの回復費用に対しては、火災保険や補助金などが適用されません。しかし雑損控除は活用でき、控除した分所得税が安くなるため、年末調整や確定申告の際に必ず申請しましょう。

シロアリ被害を出さないためには予防と駆除が大切

一度シロアリ被害が出ると、駆除や修繕に時間や費用など大きな負担がかかります。予防を徹底し、もし被害が出た場合は可能な限り早く駆除を依頼することが被害規模を小さくする秘訣です。

予防によってシロアリ被害を防ごう

柱の食害は、家の耐震性を大きく低下させるためシロアリ被害の中でも特にリスクが高いです。そのため、シロアリ被害が出る前に予防を行うことが必要不可欠といえます。5年に1回を基本に業者に定期点検と予防を依頼し、防蟻処理をしてもらいましょう。

薬剤は業者が住宅の環境に合わせて選定してくれるため、予防効果が確実なのはもちろん、家族やペットへの配慮も万全です。

なお、日頃から自分での対策を行っていくことで、さらにシロアリの被害確率を減らすことができます。

シロアリは冬でも活動できるため、通年での対策が必須です。特に湿気を好むため、換気を徹底し、通風口周りを掃除したり庭木を剪定して日当たりをよくしたりなど、湿気対策を行いましょう。

また、家の周囲にある木材のようなエサとなるものを片づける、土を介しての侵入を媒介する植木鉢をむやみに置かないなどもシロアリ対策には有効です。

柱を食害されたらすぐに駆除依頼が必要

もし柱を食害されていた場合は、様子を見ずすぐに駆除依頼が必要です。シロアリは集団で行動するため、ほんの数週間放置しただけでも、柱はボロボロになってしまいます。

駆除依頼を悩んでいるうちにどんどん修繕費用がかさむため、費用的な負担を抑えるためにも早急に依頼しましょう。

なお、市販の駆除スプレーもありますが、このような簡易的な処置はかえってシロアリを奥へと逃がし、被害を悪化させてしまうのでおすすめできません。

まとめ

シロアリは1年で3本分の柱を食い尽くすといわれるほど、住宅の柱に対して深刻な影響を及ぼします。柱を食べられてしまうと住宅の耐久性が高まり倒壊リスクも出てくるため注意が必要です。柱を叩いて空洞音がしたり、周囲に木屑が散らばっていたりしないか点検しましょう。

また、柱が食害されると家の建て付けが悪くなったり、床が沈んだりといった柱以外の部分に影響が出ることもあります。一度食害された柱は修繕するのに費用がかかるため、業者に依頼して5年に1回の予防を欠かさないことが大切です。

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この記事の監修者

犬飼 章博

  • 2015年 最年少で豊橋支店長就任
  • 2021年 本社支店長就任
  • 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事

住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。

疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。

資格
しろあり防除士
一級建物アドバイザー